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コンクリートの作り方★DIYに役立つ豆知識

コンクリートの作り方(DIY)

DIY★コンクリートの作り方

コンクリート材料の割合は、容積比でセメント1:水1.5~1.8:砂3:砂利3が目安になります。

材料 容積比 概要&計算例
セメント 1 家庭化学 防水セメント グレー 3kg

3,000g/2.5g/cm³=1,200mL≒1.2L

※密度は一例です

1.5~1.8 水道水

1kgの水は1リットル(1L)

1.2L×1.8=2.16L

砂(細骨材) 3 10㎜ふるいを全部通り、5㎜ふるいを重量で85%以上通るもの

コンクリート・モルタルの材料、整地・補修用に! ジャリジャリの洗い砂 0-5mm 20kg

1,200L×3=3,600L

3,600×2.5g/cm³=9,000g≒9kg

砂利(粗骨材) 3 5㎜ふるいに重量で85%以上とどまるもの

天竜川流域産砂利 5-10mm 20kg (11.7L)

1,200L×3=3,600L

3,600×2.5g/cm³=9,000g≒9kg

ちなみにモルタル(セメント+水)の配合は砂6・セメント2・水1くらいです

 

質量=密度×体積なので、kgの値からリットルの値に換算するためには「体積=質量÷密度」を計算します。

kgは質量の単位、リットルは体積(容積)の単位です。

たとえば、セメント3kg使うとすると、水は2.6L、砂と砂利はそれぞれ10kgずつ必要になります。(密度は同じで計算)

生コンの強度(強さ)はセメント重量に対する水の割合で決まるので、水を多くしすぎると強度が下がりますので注意してください。

 

材料がそろったら、さっそくコンクリートを作っていきましょう。

まず、モルタル(セメント+水)を作ります。

セメントと砂をバケツやシートの上などでよく練り混ぜて、その後水を入れていきます。

水は一気に全部入れないで少しずつ投入していき、作業しやすい硬さになったら一度止めてください。

次に、砂、砂利の順に入れて練り混ぜていきますが、砂や砂利を入れると水分が吸われ硬くなりますので、残っている水を足して微調整して下さい。

硬さの目安は、土間などの水平部分には少し柔らかめにして、傾斜のある部分には少し硬めにすると作業がしやすくなります。

最後にコテ仕上げですが、まず生コンをスコップなどで流し込んでいきます。

このコンクリートの打ち込み作業では、ある程度スコップで隙間を埋めるように、ブスブスと突き刺すようすると良いです。

そしてコテ↓で浮いている砂利を押し込み、表面を均していきます。

赤長 左官ごて 3点セット 中塗り180mm、柳刃105mm、目地コテ9mm

数時間すると表面に余分な水が浮いてきますので、適切に取り除いてもう一度コテで均しましょう。

密実でキレイな表面になるのでおすすめです。

また、コンクリートの表面を乾燥させないために、シートなどで覆って養生するようにしてください。

 

一方で、作業はゴム手袋または軍手などを着用しましょう。

特にセメントは強いアルカリ性のため、長時間セメントが手に付いていると荒れてしまいます。

マスクを着用するとさらにバッチリです 😉

 

コンクリートの作り方まとめ

セメント

コンクリートの作り方

  1. モルタル(セメント+水)を作る
  2. セメントと砂をバケツやシートの上などでよく練り混ぜて、その後、少しずつ水を入れていき、作業しやすい硬さになったら一度止める
  3. 砂(細骨材)を入れて練り混ぜる
  4. 砂利(粗骨材)を入れてさらに混ぜ、残っている水を足して微調整する
  5. 生コンをスコップなどで流し込んでいく(ある程度スコップで隙間を埋めるように、ブスブスと突き刺すようすると良い)
  6. コテで浮いている砂利を押し込み、表面を均していく(赤長 左官ごて 3点セット 中塗り180mm、柳刃105mm、目地コテ9mm
  7. 数時間すると表面に余分な水が浮いてきますので、適切に取り除いてもう一度コテで均す
  8. コンクリートの表面を乾燥させないために、シートなどで覆って養生する

コンクリート材料の割合は、容積でセメント1:水1.5~1.8:砂3:砂利3が目安

材料 容積比 概要&計算例
セメント 1 家庭化学 防水セメント グレー 3kg

3,000g/2.1g/cm³=1,429mL≒1.4L

1.5~1.8 水道水

1kgの水は1リットル(1L)

1.4L×1.8=2.6L

砂(細骨材) 3 10㎜ふるいを全部通り、5㎜ふるいを重量で85%以上通るもの

コンクリート・モルタルの材料、整地・補修用に! ジャリジャリの洗い砂 0-5mm 20kg

1,429L×3=4,285L

4,285L×2.5g/cm³=10,713g≒10kg

砂利(粗骨材) 3 5㎜ふるいに重量で85%以上とどまるもの

天竜川流域産砂利 5-10mm 20kg (11.7L)

1,429L×3=4,285L

4,285L×2.5g/cm³=10,713g≒10kg

 

以上です。

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ありがとうございました。

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