こんにちは、土木施工管理技士のちゃんさとです。
今回は2級土木施工管理技士の受験資格についてまとめました。
ぜひ参考にしてください。
この記事がおすすめな人
- 2級土木施工管理技士の試験を受けようとしている人
- 自分の受験資格が知りたい人
この記事を書いている人

- 元公務員の土木ブロガー💻
- 国立大学土木専攻卒業
- 1級土木施工管理技士、玉掛け、危険物取扱者乙4などの資格持ち
- 某県庁の公務員土木職として7年間働いた経験をもつ(計画・設計・施工管理・維持管理)
- 今はブログで、土木施工管理技士の勉強方法や公務員のあれこれ、仕事などの話をメインにさまざまな情報を発信しています。
それではさっそく参りましょう、ラインナップはこちらです。
2級土木施工管理技士の受験資格
2級土木施工管理技士の試験は、第一次検定と第二次検定に分かれています。
第一次検定(学科試験)受験資格
第一次検定の受験資格フローチャートをやってみましょう。
第一次検定は、国籍問わず17歳以上であればだれでも受験可能です!
第二次検定(実地試験)受験資格
第二次検定の受験資格は以下のとおり!
次のイ、ロのいずれかに該当する者
(指定学科については後の章で解説しています)
イ 2級土木施工管理技術検定・第一次検定の合格者で、次のいずれかに該当する者 |
学歴 | 土木施工に関する実務経験年数 | |
指定学科 | 指定学科以外 | ||
大学卒業者 専門学校卒業者(「高度専門士」に限る) |
卒業後1年以上 | 卒業後1年6月以上 | |
短期大学卒業者 高等専門学校卒業者 専門学校卒業者(「専門士」に限る) |
卒業後2年以上 | 卒業後3年以上 | |
高等学校卒業者 中等教育学校卒業者 専修学校の専門課程卒業者 |
卒業後3年以上 | 卒業後4年6月以上 | |
その他の者 | 8年以上 |
ロ 第一次検定免除者 (注)実務経験年数の算定基準日 実務経験年数は、2級第一次検定及び第二次検定同日試験の前日(令和5年10月21日(土))までで計算するものとする |
1) |
平成28年度から令和2年度の2級土木施工管理技術検定「学科試験」を受検し合格した者で、所定の実務経験を満たした者 注意点)
|
2) |
技術士法(昭和58年法律第25号)による第2次試験のうち技術部門を建設部門、上下水道部門、農業部門(選択科目を「農業農村工学」とするものに限る。)、森林部門(選択科目を「森林土木」とするものに限る。)、水産部門(選択科目を「水産土木」とするものに限る。) または総合技術監理部門(選択科目を建設部門若しくは上下水道部門に係るもの、「農業農村工学」「森林土木」又は「水産土木」とするものに限る。)に合格した者で、第一次検定の合格を除く2級土木施工管理技術検定・第二次検定の受検資格を有する者(技術士法施行規則の一部を改正する省令(平成15年文部科学省令第36号)による改正前の第2次試験のうち技術部門を建設部門、水道部門、農業部門(選択科目を「農業土木」とするものに限る)、林業部門(選択科目を「森林土木」とするものに限る)、又は水産部門(選択科目を「水産土木」とするものに限る。)の合格した者を含む。 また、技術士法施行規則の一部を改正する省令(技術士法施行規則の一部を改正する省令(平成29年文部科学省令第45号)による改正前の第2次試験のうち技術部門を建設部門、上下水道部門、農業部門(選択科目を「農業土木」とするものに限る)、森林部門(選択科目を「森林土木」とするものに限る)、水産部門(選択科目を「水産土木」とするものに限る。)又は総合技術監理部門(選択科目を建設部門若しくは上下水道部門に係るもの、「農業土木」、「森林土木」又は「水産土木」とするものに限る。)に合格した者を含む。) |
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3) |
学校教育法による高等学校または中等教育学校を卒業した者 そして平成27年度までの2級の技術検定の学科試験に合格した後、学校教育法による大学を卒業した者で高等学校または中等教育学校在学中および大学在学中に規則第2条に定める学科を修め、高等学校または中等教育学校を卒業した後8年以内に行われる連続する2回の実地試験(第二次検定)を受検しようとする者 さらに加えて土木施工管理に関し1年以上の実務経験を有する者 |
(参考引用_全国建設研修センター)
また国外における実務経験については、建設業法に基づき建設業の許可を受けた者が請け負う日本国外での建設工事における実務経験であれば、国内の実務経験と同様に認められます。
さらに、上記以外の国外における実務経験を有する者については、国土交通大臣に事前に個別申請し、認定書の交付を受けることで、土木施工管理の技術検定を受検することができます。
ただし、申請者の現住所が国外の場合は申請できませんのでご注意下さい。
土木施工に関する実務経験がないと、第二次検定の受験資格が与えられません。
実務経験とは、工事の施工に受注者として関わり、現場の指揮や監督の業務をおこなった経験があることです。
施工補助者や施工図面の作成などでもクリアできます。
また発注者側として現場監督技術者の補助や、設計者として土木工事の管理を経験をしていても満たされます。
ただし、土木工事の施工に直接関わらない場合は、いずれの業務経験でも土木施工管理技士に求められる実務経験には含まれません。
事務や雑務、設計業務も実務経験としてはみとめられないため注意しましょう。
実務経験を有していることを証明する証明書は会社で発行されますので確認してください。
土木施工管理技士の指定学科一覧(1級と2級どちらも)
指定の学校とは以下のとおりです。
これらの学校の卒業により、受験資格に必要な実務経験の年数などが変わります。
指定の学校
- 大学
- 短期大学
- 高等専門学校( 5 年制)
- 専門学校(専門士または高度専門士の称号を付与された方に限る)
- 高等学校
- 中等教育学校(中高一貫 6 年)
そして土木施工管理技士の指定学科とは、大まかにいうと以下のとおりです。
- 土木学科
- 農業土木学科
- 森林土木学科
- 鉱山土木学科
- 砂防学科
- 治山学科
- 都市工学科
- 衛生工学科
- 交通工学科
- 建築学科
- 緑地学科
- 造園学科
さらにくわしく知りたい方は、以下のリンクから自分が該当する表1~表6のいずれかをチェックしてみてください。
外部リンク先:全国建設研修センター
専門士と高度専門士のちがいとは?
文部科学省のホームページでは、以下のように定義されています。
専門士
「専門士」の称号が付与される課程の要件は、大学への編入学が認められる課程の要件と概ね一致しています。
「専門士」の称号が付与される課程を修了した者は、大学への編入学資格が認められていることになります。
(引用:文部科学省)
高度専門士
「高度専門士」の称号が付与される課程の要件は、大学院への入学が認められる課程の要件と概ね一致しています。
「高度専門士」の称号が付与される課程を修了した者は、大学院への入学資格が認められていることになります。
(引用:文部科学省)
専門士の称号がもらえる条件 | 高度専門士の称号がもらえる条件 |
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これらの要件を満たしていることが条件です。
2級土木施工管理技士の勉強方法について
土木施工管理技士の勉強法は過去問+参考書をやりこむことです。
おすすめの参考書については別記事で解説していますので参考にしてください。
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【2023最新】2級土木施工管理技士おすすめ過去問&参考書まとめ
続きを見る
また実地試験(第二次検定)については経験記述がありますが、そちらについても別記事で解答例を公開しています。
くわしくはそちらの記事をご覧ください。
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土木施工管理技士実地試験の【経験記述】解答例7選&ポイントまとめ
続きを見る
※経験記述が不安な人向け
土木施工管理技士の経験記述を作文代行してくれるサービスがあります。
気になる方は以下の記事を参考にしてください。
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独学サポート事務局の評判や口コミは?施工管の経験記述を「作文代行」
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今回は以上です。
ありがとうございました。