こんにちは、1級土木施工管理技士のちゃんさとです。
今回は1級土木施工管理技士の受験資格についてまとめました。
この記事がおすすめな人
- 1級土木施工管理技士の試験を受けようとしている人
- 自分の受験資格が知りたい人
この記事を書いている人

- 元公務員の土木ブロガー💻
- 国立大学土木専攻卒業
- 1級土木施工管理技士の資格もち
- 某県庁の公務員土木職として7年間働いた経験をもつ(計画・設計・施工管理・維持管理)
- 今はブログで土木施工管理技士の勉強方法や公務員のあれこれ、仕事などをメインにさまざまな情報を発信しています。
それではさっそく参りましょう、ラインナップはこちらです。
1級土木施工管理技士の受験資格
第一次検定(学科試験)受験資格
以下のイ、ロ、ハ、二のどの区分に当てはまるかチェックしてください。
(指定学科については、後の章で解説します)
区分 | 学歴又は資格 | 土木施工に関する実務経験年数 | ||
指定学科 | 指定学科以外 | |||
イ | 大学卒業者 専門学校卒業者(「高度専門士」に限る) |
卒業後3年以上 | 卒業後4年6月以上 | |
短期大学卒業者 高等専門学校卒業者 専門学校卒業者(「専門士」に限る) |
卒業後5年以上 | 卒業後7年6月以上 | ||
高等学校・中等教育学校卒業者 専修学校の専門課程卒業者 |
卒業後10年以上 | 卒業後11年6月以上 | ||
その他の者 | 15年以上 | |||
ロ | 高等学校卒業者 中等教育学校卒業者 専修学校の専門課程卒業者 |
卒業後8年以上の実務経験(その実務経験に指導監督的実務経験を含み、かつ、5年以上の実務経験の後専任の監理技術者による指導を受けた実務経験2年以上を含む) | ー | |
ハ | 専任の主任技術者の実務経験が1年以上ある者 | 高等学校卒業者 中等教育学校卒業者 専修学校の専門課程卒業者 |
卒業後8年以上 | 卒業後9年6月以上 |
その他の者 | 13年以上 | |||
ニ | 2級合格者 |
(引用_全国建設研修センター)
専任の主任技術者や専任の監理技術者による指導を受けた実務経験などの仕事内容によって、実務経験年数が変わりますので会社に確認しておきましょう。
さらにくわしくは、試験元である全国建設研修センターのHPをチェックしてください。
第二次検定(実地試験)受験資格
次のイ、ロ、ハまたはⅰⅱのいずれかに該当する者
イ | 1級土木施工管理技術検定・第一次検定の合格者 (ただし、(1)ニに該当する者として受検した者を除く) |
ロ | 1級土木施工管理技術検定・第一次検定において、(1)ニに該当する者として受検した合格者のうち(1)イ、ロ、ハまたは次のⅰ、ⅱのいずれかに該当する者 |
ハ 第一次免除者 |
技術士法(昭和58年法律第25号)による第2次試験のうち技術部門を建設部門、上下水道部門、農業部門(選択科目を「農業農村工学」とするものに限る。)、森林部門(選択科目を「森林土木」とするものにる。)、水産部門(選択科目を「水産土木」とするものに限る。) または総合技術監理部門(選択科目を建設部門若しくは上下水道部門に係るもの、「農業農村工学」「森林土木」又は「水産土木」とするものに限る。)に合格した者で、第一次検定の合格を除く1級土木施工管理技術検定・第二次検定の受検資格を有する者(技術士法施行規則の一部を改正する省令(平成15年文部科学省令第36号)による改正前の第2次試験のうち技術部門を建設部門、水道部門、農業部門(選択科目を「農業土木」とするものに限る)、林業部門(選択科目を「森林土木」とするものに限る)、又は水産部門(選択科目を「水産土木」とするものに限る。)の合格した者を含む。 また、技術士法施行規則の一部を改正する省令(技術士法施行規則の一部を改正する省令(平成29年文部科学省令第45号)による改正前の第2次試験のうち技術部門を建設部門、上下水道部門、農業部門(選択科目を「農業土木」とするものに限る)、森林部門(選択科目を「森林土木」とするものに限る)、水産部門(選択科目を「水産土木」とするものに限る。) または総合技術監理部門(選択科目を建設部門若しくは上下水道部門に係るもの、「農業土木」、「森林土木」又は「水産土木」とするものに限る。)に合格した者を含む。) 注)実務経験年数の算定基準日 上記1)の実務経験年数は、1級第一次検定の前日(令和5年7月1日(土))までで計算するものとする。 |
区分 | 学歴又は資格 | 土木施工に関する実務経験年数 | ||||
指定学科 | 指定学科以外 | |||||
ⅰ | 2級合格後3年以上の者 | 合格後1年以上の指導監督的実務経験及び専任の監理技術者による指導を受けた実務経験2年以上を含む3年以上 | ||||
2級合格後5年以上の者 | 合格後5年以上 | |||||
2級合格後5年未満の者 | 高等学校卒業者 中等教育学校卒業者 専修学校の専門課程卒業者 |
卒業後9年以上 | 卒業後10年6月以上 | |||
その他の者 | 14年以上 | |||||
ⅱ | 専任の主任技術者の実務経験が1年以上ある者 | 2級合格者 | 合格後3年以上の者 | 合格後1年以上の専任の主任技術者実務経験を含む3年以上 | ||
合格後3年未満の者 | 短期大学卒業者 高等専門学校卒業者 専門学校卒業者(「専門士」に限る) |
卒業後7年以上 | ||||
高等学校卒業者 中等教育学校卒業者 専修学校の専門課程卒業者 |
卒業後7年以上 | 卒業後8年6月以上 | ||||
その他の者 | 12年以上 |
(引用_全国建設研修センター)
2級土木施工管理技士に合格またはそれ相応の学歴があれば、1級土木施工管理技士の2次試験を受けることができます。
逆に、土木施工に関する実務経験がないと2次試験の受験資格が与えられません。
実務経験とは、工事の施工に受注者として関わり、現場の指揮や監督の業務をした経験があることです。
施工補助者や施工図面の作成などでもクリアできます。
また、発注者側として現場監督技術者の補助をしていても満たされます。
ただし、土木工事の施工に直接関わらない場合は、いずれの業務経験でも土木施工管理技士に求められる実務経験には含まれません。
事務や雑務、設計業務も実務経験としては認められないため注意しましょう。
実務経験を有していることを証明する証明書は会社で発行されますので確認してください。
土木施工管理技士の指定学科一覧
指定学科の卒業により、受験資格の実務経験年数が変わります。
指定の学校
- 大学
- 短期大学
- 高等専門学校( 5 年制)
- 専門学校(専門士または高度専門士の称号を付与された方に限る)
- 高等学校
- 中等教育学校(中高一貫 6 年)
土木施工管理技士の指定学科とは、大まかにいうと以下のとおりです。
- 土木学科
- 農業土木学科
- 森林土木学科
- 鉱山土木学科
- 砂防学科
- 治山学科
- 都市工学科
- 衛生工学科
- 交通工学科
- 建築学科
- 緑地学科
- 造園学科
さらにくわしく知りたい方は、以下のリンクから自分が該当する表1~表6のいずれかをチェックしてください。
(外部リンク先:全国建設研修センター)
高度専門士・専門士について
文部科学省のホームページでは、以下のように定義されています。
【専門士】
「専門士」の称号が付与される課程の要件は、大学への編入学が認められる課程の要件と概ね一致しています。
「専門士」の称号が付与される課程を修了した者は、大学への編入学資格が認められていることになります。
(引用:文部科学省)
【高度専門士】
「高度専門士」の称号が付与される課程の要件は、大学院への入学が認められる課程の要件と概ね一致しています。
「高度専門士」の称号が付与される課程を修了した者は、大学院への入学資格が認められていることになります。
(引用:文部科学省)
専門士の称号がもらえる条件 | 高度専門士の称号がもらえる条件 |
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(外部リンク先:文部科学省)
自分の学校がどれに該当するのか確認しておきましょう。
土木施工管理技士の勉強方法について
土木施工管理技士の勉強法は過去問+参考書をやりこむことです。
おすすめの参考書については別記事で解説していますので参考にしてください。
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【2023最新】1級土木施工管理技士おすすめ過去問&参考書まとめ
続きを見る
また第二次検定(実地試験)については経験記述がありますが、そちらについても別記事で解答例を公開しています。
くわしくはそちらの記事をご覧ください。
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土木施工管理技士実地試験の【経験記述】解答例7選&ポイントまとめ
続きを見る
※経験記述が不安な人向け
土木施工管理技士の経験記述を作文代行してくれるサービスがあります。
気になる方は以下の記事を参考にしてください。
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独学サポート事務局の評判や口コミは?施工管の経験記述を「作文代行」
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今回は以上です。
参考になればうれしいです。
ありがとうございました。